わたしたちが作っています!
村のえき「結いの里」文子さん(左)・末子さん(右)

外には知られていないけれど、村にはおいしいものがいっぱい! そんなおいしいものを使って、大川村ならではのおみやげを作ろう!と立ち上がった「結いの里」有志のみんなが頭を寄せ合って一年近く試行錯誤と試作を繰り返してできあがったのが「みそまる」。現在は「お菓子部長」の文子さんを筆頭にひとつひとつ丁寧に焼き上げています。
サクほろ食感で、香ばしいおみその風味が「みそまる」の特徴。
あまじょっぱい味で飽きがきません!
甘さ控えめなので甘ったるい味が苦手な人でも大丈夫。
からだにも優しいので、お子さんのおやつに、ドライブのおともに、ちょっと小腹がすいたときにもぴったりです!
「大川村のものを食べるなら、うんとからだに良いものを!」という願いを込めて、大川村産の小麦や手作りみそを使い、マーガリンなどのトランス脂肪酸をはじめ食品添加物も白砂糖も使わない(てんさい糖を使っています)など、こだわって作られた体にやさしいお菓子「みそまる」。
2020年の7月に発売されたまだ新しいお菓子ですが、素材にこだわり、大川村のおばちゃんたちが1年近くかけて試行錯誤しながら作り上げた自慢の味です!
そんなみそまるのこだわりをご紹介します!
こだわり① 大川村にしかない在来小麦
大川村で代々受け継がれてきた、在来種小麦「農林37号」。
よそでは絶滅してしまった大川村にしか現存していない在来種の小麦を使っています。
小麦の風味が強く素朴な味わいが特徴で、この「みそまる」開発にも関わっている村おこしの立役者和田将之くんが作ってくれています!
山々に囲まれた畑で山で湧いている清流の水を使い、なるべく農薬や化学肥料などを使わずに育てられる「農林37号」。
小麦粉にひくのも和田くんちでしてくれる、本当の自家生産の小麦粉です。
そんな小麦粉をふんだんに使うお菓子。
まさに田舎ならではの贅沢です!
こだわり② 大川村の手作りみそ
「みそまる」の名前のもととなった風味豊かなお味噌も大川村で手作りされたもので、なんと麹から手作り!
大豆も小麦も大川村で作られたものを使った麦みそです。
大川村で手作りされていて販売されているお味噌は2種類あるのですが、みそまるで使用されているのは「こがねの味噌」のほう。
どちらもタイミングがあえば結いの里で購入することもできます。
ただ、いかんせん手作りなのである時とない時があるのはご愛敬。
どちらも素朴で旨味が深いので、市販のおみそには戻れなくなってしまうこと請け合いです!
こだわり③ 健康野菜「プチベール」
「プチベール」という野菜をご存じですか?
大川村ではそこそこ前から栽培されている野菜なのですが、ケールと芽キャベツを掛け合わせた新しい野菜です。
いかにも外国産といった風情ですが、日本生まれのお野菜なのだそう。
葉ボタンのような株に、芽キャベツのような芽が成ります。
でこのプチベール、実に栄養豊富で、ビタミンCはキャベツの4倍、ビタミンEはほうれん草の2倍、食物繊維はサツマイモの3倍、カロテンがかぼちゃの6倍、なんとカルシウムも牛乳の4倍もあるんだとか。
それでいて苦みも少なくて食べやすいという、スーパー野菜です!
そんなすごいプチベールをぜひ味わってほしいとの思いから、みそまるにも「プチベール味」を加えています!
粉末にして生地に練りこんだプチベールはよもぎのような風味がおみその味にぴったり!
ぜひプチベール味も試してみてくださいね。
【製作秘話】最初は「かるかん」を作るはずだった!?
「お土産を買いたいけど、なんか買うものがないのよね…」
結いの里は小さいお店ですし、大川村で作られるものというのもそんなに多くないので、そういわれてしまいがち。
それをどうにかしよう!と立ち上がったのが大川村の「おばちゃんズ」。
テーマは「大川村のお土産を作る!」です。
アドバイザーの方にも入ってもらい、試行錯誤を繰り返しました。
でも大川村にはおいしい素材がいっぱい。
小麦やお味噌はもちろんですが、サトイモ、ヤマイモ、ほうれん草、各種ピーマン類などの野菜、キノコなどなど…。
そこで初めに考えたのはヤマイモを使った「かるかん」でした。
でも日持ちがしないのでお土産として厳しいとのことでボツ。
その後もドーナツやせんべいなど試作と試行錯誤を繰り返して出てきたアイデアが「クッキーとおせんべいの間をとった小麦とみそを使ったお菓子」でした。
それが決まった後も、みそをどう入れるか?プチベールを入れるにはどうしたらいい?最適な焼き時間は?などなど…

生地の伸ばし方ひとつとっても試行錯誤の連続!

おいしく焼くためのコツは季節によっても変わってきます。
たくさんのアイディアとノウハウの末に生まれたのが「みそまる」。
まれに星型のみそまるも入っているのはおばちゃんズの茶目っ気です(笑)
見つけられたらラッキー!
どこで買えるの?
そんな「みそまる」。
お味噌の風味が強いので好き好きはありますが、村内外にファンになってくれる方も出てきています!
素朴なあじわいのお菓子ですが、意外と若い女の子にも人気なようです。
現在、村のえき「結いの里」をはじめ、土佐町の道のえき「さめうら」や本山町の「さくら市」、愛媛県西条市の「いとまちマルシェ」にも出品されているので、ぜひ手に取ってみてくださいね!