2023年1月21日、白滝の里の体育館で「冬のダンスフェスティバル」が開催されました。
プロのダンサーさんや近隣の有名な歌い手さん、楽器演奏者さんなどが集まり、夢の世界が繰り広げられるレビューのような舞台。
また翌日には演者たちプロダンサーによるダンスレッスンのワークショップも開催されました。
大川村でこういったリアル舞台公演が行われるのは珍しいので、みんなとても楽しみにしています!
(大川村が舞台の演劇「埋没」<劇団TRASHMASTERS>が上演されて以来です!)
主宰は大川村の地域おこし協力隊の大沼さん。
(先日高知新聞にも載って有名になりました♪)
もともと演劇を志しており、大川村では観光と芸術振興のミッションに従事しています。
弱冠24歳で、演者としてはもちろん、演出・構成・会場の手配や出演者との交渉なども一手に行い今回の舞台を作り上げた期待の星です♪
出演者紹介も彼女の手作り!
あったかい雰囲気が伝わってきますね。
冬のダンスフェスティバル
当日はよく晴れてあたたかく、凍結も雪もナシのイベント日和!
白滝の里は標高が高いのでよく雪が降ります。
雪が降ってしまってはスタッドレスタイヤでないと会場まで上がってこれなくなってしまうため、主催者たちは胃がねじ切れそうになるくらいに心配していましたが、快晴で一安心。
会場はちょっとフシギなカタチ。
コの字型に並んだ客席に、真ん中に布が下がっています。
何に使うのかな…??
そしてナレーションと会場のみんなのかけ声で、太鼓のリズムと共に水先案内人のユメちゃんが登場!
そして楽器の音とユメちゃんの紹介で登場したのは
キューバ舞踊の遠枝さん!
照明もあいまって、長いスカートを翻してサルサを踊る姿はヨーロッパ絵画みたい!
体育館全体を使って踊ってくれるので、どこから見ていても見ごたえがあります。
そこにユメちゃんもタップダンスで参加!
2人で踊っていると思ったら
今度はユメちゃんも一緒にサルサ!
客席はコの字型で3列くらいの並びなので、体育館全体をぐるぐると踊っていくと全員が「目の前でダンスが見られる」感じに。
遠目に舞台を眺めるよりとっても臨場感があります!
お次は「そよ風のような」親子音楽ユニット「まえだまえだ」さん。
娘さんのボーカルがびっくりするほど美しい~!
「夢の中へ」や「カントリーロード」など、年配の方から子供たちまで、みんなが知っている曲を歌ってくださり、ガラスのように澄んだ繊細な歌声に聞き惚れました…!
そして歌が終わると…
なんと天井から小悪魔が登場!?
エアリアルシルクでの息をのむようなダイナミックな演技は圧巻!
でも小悪魔はみんなにイタズラがしたいみたい!?
ほかの演者にちょっかいをだして嫌な顔をされてしまいます。
でも最後は理解者が見つかって…?
2人で手をつないで宙を舞う演技は、うわあ!と客席から声が上がるくらいダイナミックで優雅!
このお二人はそれぞれで活動していらして、この演出もこの舞台のためだけに行われたもの。
でもとっても息ぴったりで素晴らしい圧巻のパフォーマンスでした!
そしてみんなで歌うラ・ラ・ランドの「Another day of sun」。
まえだまえださんだけでなく、みなさんものすごく声がキレイでうまい…!
そしてフィナーレには紙吹雪の演出まで!
天井からキラキラ舞い散る紙吹雪が本当にキレイでした…!(本格的…!)
あっちからこっちから演者が飛び出し、最初から最後まで息もつかせぬ展開で、臨場感あふれる舞台でした!
会場が体育館だってことを忘れるくらい本格的で「プロ」の力を感じました…!
ストーリー仕立てなところもとてもよかったです。
パフォーマンスを披露するだけでなく、演者が出てくるごとに関わりあい、パフォーマンスが厚みを増してダイナミックになっていく様は本当にワクワクしました!
公演時間は1時間ほどでしたが、あっという間。
アンケートにも「もっと見たかった!」という意見が多かったそう。
ぜひ次回に期待したいですね!
とっても素晴らしい公演をありがとうございました!
(おまけ)
終わった後、子供たちは紙吹雪とエアリアルシルクに興味津々(笑)
やってみたーい!とシルクによじ登ってみたり、紙吹雪を集めて再現したり、とっても楽しそうでした♪
ダンスワークショップ
さて翌日は演者のプロダンサーによるダンスワークショップ。
1レッスン目はエアリアルシルク阿部さんの「みんなでレッツ!ズンバ!」
2レッスン目はキューバ舞踊遠枝さんの「みんなで体を動かしてみよう」
ズンバとはエアロビクスのようなエクササイズダンス。
(名前は似てるけどルンバ・サンバの仲間じゃなくて、エアロビの仲間だよ!と教えてもらいました)
動きを教えてもらって動くのではなく、インストラクターが踊るのを見て、見様見真似で自由に体を動かす(できてなくても全然OKとのこと)のが特徴です。
使う楽曲もサルサなどのラテンダンスからヒップホップやJPOPまで様々。
曲調にあわせてダンスの種類も様々。
なんだか謝肉祭のライブのお立ち台みたいな雰囲気ですね!?
はじめは阿部さんの「とりあえずやってみよー!真似してね!」でいきなり始まったダンスに戸惑っていた参加者でしたが、徐々にのってきて体が動くように。
はじめは恥ずかしがっていた子供たちも終盤はご覧の通り!
ダンスって楽しいよね!
しかし途中で何度か休憩は挟んだものの、ほとんど踊りっぱなしの1時間は大人にはなかなか…(笑)
「足が小鹿みたいになってる(笑)」
でもみんな顔はとっても楽しそうでした♪
足がぷるぷるしたところで2レッスン目は遠枝さんです。
こちらはうってかわって静かな動きのレッスン。
まずは「いろんな歩き方をしてみよう」。
早歩きをしたり、逆にゆっくり歩いたり、後ろ歩きをしてみたり、自分の体がどういう風に動くか体感するようなレッスンです。
太鼓の音にあわせて止まってみたり、床に倒れてみたり、歩きながら誰かとペアになってシンクロの動きをしてみたり…。
とっても個性的!
このレッスン風景だけで創作ダンスの公演みたい!?
体だけでなく心もほぐれていくような、独特で不思議なレッスンでした!
このご時世で直前にトラブルがあったり、やっぱりこのご時世で来れなかったりした方もいらしたりと主催側は大変だったようですが、お客さんたちは「お山の上でこんなに本格的な舞台が見られるの!?」と大満足のイベントでした!
ぜひ次回もあってほしいと思います!
その時はここ「でぃぐ!」でも告知しますので、ぜひお山に遊びに来てくださいね。