体験・イベント こと
険しい山々に囲まれた壮大な滝めぐり

大川村の滝を究める

四国山脈の中にある大川村は、吉野川の源流域であることもあり、至るとこに清流が流れ落ちる滝がいくつもあります。 その滝の中でもとりわけ大きく、美しく、そして車で簡単に行ける場所にあるものをご紹介します♪ ぜひあなただけの「推し滝」を見つけてみて下さいね。

 

大川村で滝めぐりをしよう!

高知では碧い淵に水しぶきをあげて清流が流れ落ちる「にこ渕」が有名ですが、実は大川村にはそれに優るとも劣らない滝がいくつもあります。

しかも、そのどれもが車ですぐそばまで行ける場所!
1日ですべての滝をめぐることも不可能ではない距離です。
(にこ渕はとっても美しいですがけっこうな距離の山道を進まなければ見られないんですよね)

スピーディかつライトに滝巡りをしたい方や、足腰に自信がない方にもおすすめの大川村の滝巡り。
どれもため息がでるような美しい滝ですので、ぜひドライブがてらや大川ラーメンやはちきんカーニバルでお肉を食べに来たついでに巡ってみて下さいね♪

 

四国最大級!落差100メートル越え「小金滝」

大川村小金滝【場所】
県道17号線沿いに「小金滝」の看板があります。
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※駐車場有

【見どころ】
落差ゆうに100メートルを越える、四国でも最大級の滝「小金滝」。
さすがに滝つぼまでは山道を1時間近く登っていく必要があるのですが、その雄大な姿は県道17号線からでも十分に見ることができます。

大川村でも一番有名な滝で、1年を通して写真撮影に訪れる方も多いです。
特に紅葉の頃は県外からもたくさんの人が訪れます。

紅葉の時期は本当にキレイ!

駐車場から見えるこの橋を渡った先がおすすめビュースポットです!

駐車場やトイレもあり、ファミリーやちょっと立ち寄ってみるにはぴったり!

季節によって、滝つぼまで案内するツアーも開催されることがありますので、興味のある方はぜひイベント情報もチェックしておいてくださいね。

でも実はけっこうな割合の方が、下流の滝を小金滝だと勘違いしてしまうようです…
「小金滝」の看板があるところではなく、そこから見える赤い橋(小金滝橋)を渡ったところに車止めスペースがあるので、ぜひそこから雄大に流れ落ちる滝を鑑賞してみて下さいね。

(おすすめ鑑賞スポットはこちら→GoogleMapで見る )※車止めスペース有

まるでにこ渕!?小金滝の下流の滝

小金滝下の滝

【場所】
県道17号線沿い。「小金滝」の看板の駐車場の奥。フェンスのすぐそこに小さなにこ渕のような風景が。
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※駐車場有

【見どころ】
小さな滝ですが、大雨のあと以外は常にエメラルドグリーンの水をたたえたふちに白い水しぶきが上がっている美しい滝です。

道路端からすぐそこに見えるため、泳いでいる魚たちの姿までばっちり見えます!
夏場も涼しく、水辺に降りられる階段もあって小魚と一緒に水遊びができちゃう絶好スポット。
駐車場、お手洗いもあってちょっと遊びに来るのには本当に最適♪

川遊びにちょうどいいスポットも。小さなお魚、見つけられるかな?

トイレと広い駐車場があるのもうれしいポイント。

 

銚子滝

銚子滝

【場所】
県道17号線から「平家平」の看板がある側道を1キロほど登ったところ。
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※車止めスペース有

【見どころ】
こちらも落差の大きい滝ですが、全貌を見るのはなかなか難しいかもしれません。

車止めスペースの場所は橋になっており、滝の真ん中あたりが見えるようになっています。

おすすめは紅葉の時期と雨の後。
周囲にカエデがあるので、紅葉時期にはとてもきれいに色づきます!
また、雨の後は水量が増え、とても迫力のある姿に。

道路からすぐ見える滝ですし、県道17号から1キロほどなのでちょっと寄り道するのにぴったりです。

秋になると真っ赤に紅葉します!

「銚子滝」の看板。少し小さめなので見逃さないで!

 

翁滝

大川村フォトラリー翁滝

【場所】
県道17号から白滝方面に登り、白滝橋を渡らずにまっすぐ登ったところです。
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※車止めスペース有

【見どころ】
こちらも道路端から見られる大きな滝。
なぜ「翁」なのかはナゾです…。

こちらは比較的常に水量が多く、流れ込む川もエメラルドグリーンで美しいので、よく晴れた日に行くのがオススメ。
またこのあたりは紅葉がとてもきれいなので謝肉祭のあとにちょっと寄ってみるというのもおすすめです!

また、実はここ、6月下旬~7月上旬あたりに行くとアジサイがきれいに咲いているんですよね。
なので、梅雨時期にはなってしまいますが初夏も激推しなんです!
滝をバックにアジサイの花をおさめることができる希少スポットですよ~♪

滝×アジサイのコラボが美しい初夏

紅葉とのコラボは最高です…!

 

妃ヶ渕

大川村フォトラリー妃ヶ渕

【場所】
県道17号から白滝方面に登り、白滝の里へ向かう途中にあります。※看板あり
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※車止めスペース有

【見どころ】
お坊さんに恋したお姫様が、四国に下ったお坊さんを追いかけてここまでたどり着き、彼を見つけられないことに絶望して身を投げた…という伝説が残る「妃ヶ渕」。(妃…?)

伝説の真偽はさておき、ロマンチックな伝説にふさわしい秘境感あふれるスポットです。

こちらは今回ご紹介する中で唯一、車を降りて遊歩道(けっこう急な階段です)を行かないと見られない場所なので、足腰に不安を抱える方はご注意ください。(足元悪めの急な階段が続きますが、10分ほどの距離です)

この看板のところから入って行けます。

「探検」感満載のスポット。足元には気をつけて…!

ちょうど白滝の里へ行く道すがらなので、宿泊がてら寄り道するのにぴったり。
山に分け入っていくような「探検」感は満載なので、お子さんは喜ぶのではないでしょうか♪

弁天様のお釜

大川村フォトラリー弁天様のお釜

【場所】
県道17号線から南野山・上小南川方面(標識有)に下り、細い道を進んだ先。
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※手前に車止め有(道が狭いので要注意!)

【見どころ】
こちら滝ではあるのですが、実は滝そのものの姿は大きな岸壁に阻まれて見えません…。

ですが滝の音と、真っ青な淵、覆いかぶさってくるような木々、レトロな橋と欄干など雰囲気は素晴らしいんです…!
巨大な岸壁も雄大さと歴史を感じる佇まいで思わず吸い込まれそうになるのですが、本当に注意!(欄干も低いので…)
ここは古くから「上がらずの淵」と呼ばれていて、入ったら最後沈んで二度と上がってこれないといわれている場所でもあるそう。

たどり着くまで崖の上のような細い道を通るので難所ですが、この静謐な景色は一見の価値アリです。

【注意】車一台通るのがやっとの道を進んでいきます。

このお社の手前に車一台なら停めておけるスペースが。お社の先の欄干がビュースポットです。

 

銚子口

大川村フォトラリー銚子口

【場所】
県道17号線から南野山・上小南川方面(標識有)に下り、すぐの橋から見えます。
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※橋の手前、道路が少し広くなっている場所に1、2台なら停められます。

【見どころ】
岸壁をまっすぐに落ちる滝。
Googlemapでは「川口の滝」となっていますが、地元では「銚子口」と呼ばれています。
こちらも道路縁から見えるのですが、ここのすごいところは、右を見れば滝が、左を見れば吉野川の雄大な風景が広がっているところ!

どっちを向いても絶景で目が忙しい…。

川の色がきれいに映えるので、雨の直後でない晴れた日がオススメ。
特にこの辺りは藤の花がよく咲くので、5月頃がとてもきれいです。

銚子口を見て振り返るとこの景色!吉野川と四国山脈を一望。

ここの右側に車を停めるスペースが。赤い欄干の橋から見えます!

名もなき滝

名もなき滝

【場所】
県道17号線、銚子滝への側道から数分、いの町方面に進んだあたりです。
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※滝より少し土佐町よりに広めの車止めスペースがあるので、そこに停めてください。

【見どころ】

大川村には、名前こそついていませんが美しい場所があります。
ここもその一つ。
名前はありませんが、まるでにこ渕のような美しい滝が県道17号線から見れちゃいます!

車で通りすぎたら絶対に気づかないので、よく地図を見てくださいね。
道路からすぐ下が別世界というちょっと珍しい場所です♪

大川村ドライビングスポット小北川

さらにこのあたりは吉野川もとてもきれいに見える場所なので、ドライブには最適!

 

(おまけ)アメガエリの滝(瀬戸川渓谷)

アメガエリの滝

こちらは番外編。
大川村ではないのですが、大川村を通って行く場所にあります。

【場所】
県道17号線から、大川橋を渡って30分ほど山道を行き、車止めから山道を降ります。(10分くらい)
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※車止めスペース有。

【見どころ】

滝つぼに降りていける荘厳な滝です。大きいです。
山道を降りていくのはなかなか大変ですが(妃ヶ渕と同じくらいハードルが高いです…)、川渕まで行けて、水量によっては滝つぼ近くまで行け、とても迫力があります!
悔しいけれど、大川村にこういう感じのところはなかなかありません…。

ただ、山道降りていくのはなかなか難作業なのと、アブが多いのが玉に瑕。
虫刺されには気を付けてくださいね。

地元民「こんなん、わざわざよその人が見に来るかえ?」

それ以外にも、実は大川村には名づけられていない滝がいくつもいくつも存在しています。
そのどれもが絶景なのですが、まあ…毎日毎日見慣れている地元の方々は言うんですよ「こんなん、わざわざよその人が見に来るかえ?」って…(いやいやいや…)

そんなことはない!大川村は絶景だらけです…!
中の人は移住者ですが、来た当初は本当に感動しましたし、観光客の方も案内すると驚かれる方が多いです。
下手な観光地で滝を紹介されても「え、これならうちの○○(滝)のほうが…」と思ってしまうくらいには絶景にあふれています!

でも!みんな!知らない…!!

それはあんまりにも寂しいと、こうしてご紹介させていただきました。

ここに紹介していなくても、絶景はまだまだあります!
そして、ここに紹介してきた滝たちも季節ごと、天気ごとにその表情を変えていきます。
ぜひ「あなただけの絶景」を見つけに、大川村に来てみて下さいね。