おしらせ

さめうらダム遊覧船が運航開始!【7月6日~】

(最終更新日:

美しい景色と歴史をのみこんだ早明浦ダム。
ダム両岸の切り立った山々は新緑の時期~紅葉の時期までさまざまな表情を見せてくれます。
そんなさめうらダムに遊覧船が運航することになりました!

ちいさなポンツーンボートですが、安定感がありソファのような座り心地の快適なボートです♪

大きくはありませんが、自然を間近に体感できる乗り心地のよいボートです

ソファーのようなシートに座って遊覧できます♪

吉野川と早明浦ダム

遊覧船がめぐる早明浦ダムは四国最大級のダム。
高知と徳島を流れる吉野川の治水を目的に作られたダムです。

この吉野川、とっても美しいのですが日本三大暴れ川のひとつで、「坂東太郎」「筑紫次郎」にならび「四国三郎」と呼ばれています。
高知で雨が降ると徳島で大水害が起きるという塩梅で大変人々を悩ませていましたが、現在は早明浦ダムによって予防することができています。
この吉野川を治めるために作られた早明浦ダムは、いわば四国の心臓。
香川への用水の影響も大きく、香川では天気予報と一緒に早明浦ダムの貯水率も毎日報道されています。

しかし、この早明浦ダム建設により、大川村の中心部、代々受け継がれてきた田畑や学校、旧役場などの町がダムの底に沈むことになりました。
そこに住んでいた多くの人たちが村外への移住を余儀なくされ、また同時期に白滝鉱山の閉山等の事情もあり大川村の人口は激減してしました。

そんな複雑な事情を呑み込んだ早明浦ダム。
美しい景色と共にその歴史や旧役場の観測などガイド付きでご案内いたします。

見どころ

コースは大川村役場下の桟橋を出発して小金滝が見えるポイントまでの周遊コースで所要時間は45分程度。
車で通りすぎるだけではわからない、自然のダイナミックさを堪能できます!

【ポンツーンボート】ダム湖面からの景色(橋)

小金滝は「滝巡り」でも紹介しました、落差106メートルの四国最大級の滝です!
山の中に流れるこの滝をダムから眺めることができます!

大川村小金滝

旧役場

渇水情報でおなじみの旧役場もご案内します!
普段は渇水時に水面に顔を出したときにしか見られない旧役場ですが、船のレーダーで観測することができます。

大川村旧役場

普段は完全にダムが干上がらないと見られない全体像をレーダーで見てみませんか?

切り立った山々の雄大な景色

広々とした湖面から両岸に切り立った山々を眺めるのはまた格別!
覆いかぶさってくるような切り立った山は陸からではなかなかその全景を拝むことは難しいです。
それが、湖面からなら存分に眺めることができます。

大川村役場周辺さめうらダムの景色

体験してみないと実感しづらいこの雄大さは感動必至!
ぜひ体感してみてください♪

小金滝

もちろん一番の見どころは小金滝!
新緑の時期と紅葉の時期にはたくさんのカメラマンが訪れる人気スポットです。

落差は106メートル!遠くからも良く見える滝です

おすすめは雨の降った後の晴れた日!
水量が多く、迫力のある姿が見られます。
また霞が少ないのでクリアに見られる確率も高いです♪

コースには2か所橋の下をくぐる場所があります。
この橋がまた、美しいのです…!

小さなボートだからこそ、見られる景色があります♪

小金滝橋は赤い欄干が美しい!

これまた陸からは全景を見ることができない山と橋のコラボレーション。
遠くから近づいてくる橋も美しいですが、通るときは小さく見える橋が眼前にそびえたつ姿は迫力満点です!
橋の下をくぐるときは歓声がわくことも。
ぜひ見逃さないでくださいね!

大川村さめうら遊覧船運航概要

大川村さめうらふるさと号

運航開始:2024年7月6日(土)~ 

運航日程:
期間:4月~11月
運航日:土曜・日曜・祝日(定時運行・各45分程度)
(11:00発、12:00発(運航休止中)、13:00発、14:00発、15:00発)

航路:乗船(大川村役場前)~小金滝付近~下船(大川村役場前)
   ※駐車場は役場前の駐車スペースをご利用ください。

料金:大人1,000円/中学生未満500円(村民無料)
   ※定員12名

お問合せ・ご予約は→0887-84-2201

事業者:大川村ふるさとむら公社
(高知県土佐郡大川村朝谷26)

※「でぃぐ!大川村」ではご予約・お問合せは受け付けておりません。
 お問合せは必ず上記電話番号へお願いいたします。

ポンツーンボート早明浦ダム遊覧船乗車フロー

大川村観光遊覧船の概要について 45分ver

遊覧船発着場所です

ダム全体で見るとこんな感じ!

ぜひご一緒に!

その他イベント情報はこちらから!

クラウドファンディング

早明浦ダムに続く吉野川は高知から徳島県へ流れ、昔から暴れ川として人々の手を焼いてきました。
さめうらダムはその暴れをSTOPさせた立役者でもあります。

ただ、さめうらダムの建設に伴って、村の中心部、代々守ってきた土地や田畑、生活の場の多くがダムの底に沈んだのが大川村。

じつはこの遊覧船、そんな村の歴史と徳島県とのつながりを重く見た徳島のNPO法人新町川を守る会さんが、大川村の活性化のために企画してくださった事業なのです。

運用費用のためのクラウドファンディングも発足しています!

 

遊覧船存続のため、この景色を大切に残していくため、ぜひご寄付をお願いいたします!