12月21日から23日、白滝の里で「星空案内人講座」が開講されました。
三日間の集中講座で、場所も山奥大川村にも関わらず県内外から総勢28人の星好きが集まりました!
もともと天体望遠鏡を持っていたり知識がある方、空を見上げるのが好きというくらいで星に関する知識はほとんどなかったという方など、下地もさまざま。
県内の方も多かったですが、四国初開催とあって県外からいらした方も多く、関西や中国地方、関東からわざわざいらしてくださった方も!
お友達同士での参加の方もいらっしゃいましたが、お一人での参加の方がほとんどでした。
それではじめのうちこそみなさん表情がかたかったものの、もともと同じ趣味を共有する同士。
すぐ打ち解けられて、休み時間には情報共有や雑談、連絡先の交換なんかをする姿がそこここで見られました。
夜中にこっそり起きだして、一緒に真っ暗な中星空を見上げに行ったりもされていたようですよ。
学生の頃の合宿みたい!
とはいえ資格が与えられる講座であるので、講義の間はみなさん真剣そのもの!
今回の講座は「準案内人」の資格を取るための講座。
合格するには、講義を受け、与えられたテーマでレポートを複数提出しなければなりません。
また「星のソムリエ」になるためにはこの「準案内人」の資格が必要不可欠。
光の屈折や望遠鏡の仕組み、宇宙のしくみなど、聞いていてもかなり難しいと思うところもありましたが、一生懸命ノートを取ったり書き込みをしたりしながら聞いておられました。
ただもちろん座学だけが講座ではありません。
実際に望遠鏡を組み立て、ピントを合わせるコツを学んだり、双眼鏡の扱い方やしくみを学んだり。
「これで家の天体望遠鏡が日の目を見る…!」と言っている方も(笑)
せっかく買っても、設営もピント合わせも難しくて倉庫に眠ってる…って天体望遠鏡あるあるですよね!
また星空観察会を催して実際にお客さんを招き、講師の星空案内の実践を見て、どこがよかったか、自分たちが星空案内するときにはどういう風に工夫しようか?を考えたり
グループに別れてテーマにそって調べて役割分担を決め、星空案内を実際にやってみたりもしました!
実践的な内容も多く、実際に星空案内をする立場になったときに必要なことが詰め込まれていました!
そして、お楽しみの夕食はもちろん「大川黒牛」と「はちきん地鶏」バーベキュー!
みなさん本当に星が好きで、学習意欲もすごく高くて。
そして明るくて親切!
好きなものがある人って本当に素敵です!
満天の星をテキストに星空観察会をしようと思っていたのにくもりだったり、二日目に白滝に雪が降ったり。
アクシデントはありましたが、みなさん無事レポートを提出されて、一日目にお仕事の都合で受講できなかった方をのぞき全員合格!(あとで足りなかった単位だけとればその方も大丈夫だそうです!)
認定証と認定バッチ、それにPORTA検定3級も取得されて笑顔で講習を終えることができました!
他にも、
・星関係の知り合いができたことが大きな財産
・ぜひこの「四国星の案内人一期生」で同窓会をしたい!
・学生時代以来ひさびさに勉強してつらかった!(笑)
・大川村に親近感を持った。ぜひ今度はちゃんと星空を見に来たい!
などなど、みなさん充実した時間をすごしていただけたのかな、と思えるような感想がたくさん聞かれました。
今後も「星のソムリエ」認定に向けて頑張ってくださいね!
同窓会もぜひしましょう!
「星の案内人講座」は合宿形式だったこともあり、常に和気あいあいとして、とても空気が良い講座でした。
講義やレポートも受けたら受けっぱなしではなく講師の方々のフォローがとても親身で、レポート再提出になった方にも長い時間懇切丁寧な個別指導をしていらっしゃいました。
たしかに少し難しい話も入ってきますが、時には学生気分を味わいながらこういった講座に参加するのもいいものです。
星に興味があるならば、ぜひ次回は参加して仲間を作りながら新しい世界をひらいてみてはいかがでしょうか?