50年に渡って守られてきた“幻の味噌”をコクウマのスープに
スープに使われている 「あけぼの味噌」は、米と小麦の合わせ味噌です。
味噌に使われている小麦は「農林37号」という銘柄で、村民が戦後の食糧難を乗り越えるために作り始め、以来約50年以上に渡ってみんなで大切に守り育ててきました。現在は大川村でしか作っていないそうです。
そんな希少な味噌をベースに作られたのが、少し辛味と香りのある“秘伝の味噌ダレ”です。
タレと掛け合わせるのは、これまた地元特産品のひとつ、はちきん地鶏の鶏がらと村の香味野菜を煮込んで作った大川鶏白湯スープ。
味噌特有の酸味と甘みがしっかりと感じられながらも、鶏がらから染み出たまろみも掛け合わさり、最後まで飽きのこない濃厚味噌スープとなっています。一滴残らず飲み干すお客様、続出中です。
ラーメンを愛する「男たちの挑戦」で誕生!特製ちぢれ麺
濃厚スープのうまみを絡め取る味なヤツ、中太ちぢれ麺も要チェックです!
ラーメン誕生以来二代目となるこの麺は、「このラーメンに合う麺を作らせて欲しい!」という老舗製麺会社からの熱いオファーを受けて生み出されたもの。
コックと製麺会社による「ラーメンを愛する男たちの挑戦」は粉の選定からスタートし、約4ヶ月の試行錯誤を経て完成したのです。歯ざわりやのどごしにこだわった特製麺をぜひ。
テマヒマの先のしっ鶏肉。鶏チャーシューの極み
ラーメンの具材で、やはりメインはチャーシューではないでしょうか?
大川ラーメンのチャーシューは、地元の名産はちきん地鶏で勝負します。はちきん地鶏の部位の中でも特に柔らかいムネ肉を使用しており、きっとその柔らかさとしっとり具合に驚くはず。
そのまま食べて塩の風味を味わうもよし、スープでヒタヒタにするのもよし。
一杯のラーメンの中で、実に様々な味わい方が楽しめるのです。塩気と風味を活かすため、表面を軽く炙ってあるのも憎い!
柔らかさの秘密は、「下ごしらえ」と「加熱法」にあり。テマヒマかけた、渾身のしっ鶏チャーシューをご堪能ください!
しょうゆや塩味のラーメンも。あなたはどれが好き?
結いの里の名物ラーメンはなにも味噌だけではありません。
味だけではなく濃厚さや口当たりなども大川味噌ラーメンとは全く異なるしょうゆラーメン、ゆず塩ラーメンも人気です。
味噌ラーメンは濃厚でこってり。家系などのこってりラーメン派におすすめでしたが、ゆず塩ラーメンはさっぱり、しょうゆはその間くらい。
こってり派とさっぱり派が同じ食卓で満足できるのも結いの里のラーメンのいいところ。
それぞれ全く違うスープの味をぜひ食べ比べしてみてください。
月一回の「ラーメンの日」、次はいつ?
「ラーメンの日」は毎月不定期の土日祝日です。
食べられるのは11:00~14:00(13:30ラストオーダー)です。
毎月開催日が違うため、最新の日程は↓のカレンダーでご確認ください。(かなり先の予定は入っていないことがあります。)
あけぼの味噌
大川村には集落ごとに農業団体(村でとれた様々な素材を加工し販売する団体)があり、「あけぼの会」はその中のひとつ。井野川集落のおばちゃんたち4人のグループです。「あけぼの味噌」は「あけぼの会」による手作り味噌。米と麦の合わせ味噌は、高知特有のもの。さっぱりとした旨みのある味噌で、毎日食べても飽きのこないお味。村のえき「結いの里」で購入できる。
はちきん地鶏
高知県原産の日本鶏が交配のベースである、土佐の地鶏。その約8割を大川村の豊かな自然の中で生産してる。名前の由来は、土佐の女性を指す「はちきん」からきている。お求めは、村のえき「結いの里」かふるさと納税オンラインで。
関西麺業株式会社
1905年創業、高知の老舗製麺会社。ラーメン、うどん、そば、ところてん、そうめんなどをはじめ、スープ類の開発も行っている。高知県下のスーパーや小売店、ホテルなどにも自慢の麺を卸している。
「下ごしらえ」と「加熱法」
まずは肉を柔らかくするソミュール液(水や岩塩、ハーブなどを調合した液)に1日じっくり漬け込みます。それをさらに特製ブレンドのオイルに漬け込み、下ごしらえ完了。加熱は真空状態にパッキングしたうえで、低温調理でじっくりと時間をかけていきます。