おしらせ

【2022】第39回大川村謝肉祭が開催されました!

新型コロナウィルスの流行をうけてここ2年はオンライン開催だった「大川村謝肉祭」
今年はコロナも落ち着いて、3年ぶりに開催することができました!

人口360人ちょっとの村に1500人近くの人々が集い、幻の大川黒牛の炭火焼バーベキューやお山ならではのグルメ、イベントを楽しむ大川村最大のお祭り「大川村謝肉祭」がどういうイベントかについては↓を見てみてくださいね。

今回は3年ぶりに開催された謝肉祭の裏側と、当日の盛り上がりをレポートしていきたいと思います!

開催までは紆余曲折…!?

三年ぶりにリアル開催できた謝肉祭ですが、実はその裏では開催が危ぶまれる事態も発生していました。

2020年、2021年は新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンライン開催となった謝肉祭。

初夏のころ、村内実行委員会の侃々諤々の議論の末、今年こそはリアル開催が決定!
三年ぶりにあのにぎわいが戻ってくる!と、村でもみんな喜んでいました。

ところが。

9月に来た台風14号は、複数日にわたる停電や村の大動脈となっている県道を含めいたるところで土砂崩れが起きるなど大川村にも被害をもたらしました。

せっかく直した土砂崩れあと付近でまた崩れ。

村を東西に移動できる唯一の道路となった道もこの状態

その一つがなんと、謝肉祭会場の山村広場へ続く道が土砂崩れで崩落してしまう、という事態。
(崖の上にある道なのですが、崖ごと崩落していて道路が完全になくなってしまっている箇所がある状態でした)

道が途中でごっそりなくなっている…

いろいろなくなってて何が何だか…

この時点ですでに謝肉祭当日までは1ヵ月半を切っていました。
常識でいったら、その程度の期間で直るようなモノではないんです…。
(他の似たようながけ崩れでは、復旧までに1年以上かかるのが普通です…)
これは今年も謝肉祭は開催できないのでは!?と村内は騒然としましたが、チケットはすでに完売、各種準備も発注済み。
なにせ3年ぶりの大イベントです。
みんな楽しみに謝肉祭当日を待っています。

そんな事情もあって、村もがんばってくれました…!
なんと1ヵ月もたたずに大型バスもちゃんと通行できるよう崖ごと道を修復
準備期間からちゃんと山村広場まで通れるようになり、無事開催にこぎつけることができたのでした。

 

いろいろあったけど準備開始!

そんなこんなでなんとか直前準備までたどり着くことができました。
大川村謝肉祭ではテントからバーベキューのためのドラム缶や網、イスなどの備品まですべて自前。
ということは、メンテナンスも自前です…。

謝肉祭の1週間前くらいから、しまってあった備品をすべて出して、メンテナンスして、きれいに拭きあげて…という作業を、業者の手も借りながら村民が行っています。
なにせ1500人分。
1100脚以上あるイスをすべて手作業できれいに拭いたり、280枚のアミもすべて一度焼いてきれいにしたり。
なかなかホネの折れる作業です…。

開催4日前にはテントも立てられ

ひとつひとつ拭き上げたテーブルとイス

テントの骨組みを組み立てて、天幕を張ります。

この作業は毎年村民が総出でしていましたが、今年は高知の業者さんが全てになってくださいました!

アイコンの看板もたてて、あとは当日を待つのみ!

 

屋台を出す団体はそれぞれに仕込みを始めます。

謝肉祭のメインである大川黒牛や土佐はちきん地鶏のお肉のパッキング、そしてお野菜の準備、竹食器だって木工集団「匠会」さんの手作り。

お山ならでは!かまどの巨釜でしこむおでんは「大川村さくら祭」の川上さん

かまどで仕込むおでんは味がたっぷりしみ込んで格別な味わいです

村のイベントでは欠かせない房子さんのあんもち。

つきたてのよもぎもちにあんを包んでくるくる丸めるのは房子さんの職人技

若い子もお手伝いに入っていっぱい作りました!

もちろんお肉も準備万端!まんぷくセットの野菜も、すべて村民が準備しています。

まさに村総出での準備です。

 

そして迎えた謝肉祭当日

当日は朝8時から大川村役場や村内の各種団体の職員、青年団がボランティアで準備や駐車場の案内などをしています。
今年は高知大生や村外ボランティアの方も多く参加してくださり、総勢42名!
村内外合わせて100名以上のスタッフに若いパワーも加わってにぎやかです。

また出店の人たちも集まり、さっそく炊き出しがはじまります。

毎年人気のもつ汁。大鍋いっぱいのお汁がみるみるなくなっていく…!

川上さんはいも天も人気。今年はショウガとさつまいものかき揚げも美味しかった…!

炭火焼の田楽。甘辛いみそだれがクセになります!

今年初お目見えの結いの里のジーパイ。台湾風からあげです。

はちきん地鶏や山菜の炊き込みごはんも。満腹セットとの相性も抜群ですね♪

山菜うどんのおだし、いい香り~~♪

この屋台のごはんは、謝肉祭のお客さんはもちろん、ゆっくり焼肉を楽しむわけにはいかないボランティアのみんなや、太刀踊りを披露しにきている村の子供たちにとっても貴重なお昼ごはん。
千代子さんのいも天やおでん、房子さんのあんもち、山菜の炊き込みごはん、もつ汁など、村でもイベントのときにしか味わえないグルメも多いので、みんな楽しみにしています♪

そして始まる謝肉祭。

開会式。謝肉祭の始まりは桂月の樽を割ってお客さんにふるまうことから。

村の子供たちによる「花取り太刀踊り」。村に昔から伝わる唄と踊りです。

満腹セットの引き換え。待ちきれないお客さんが長い列を作っています。

村のキャラクター「たちきんくん」も子供たちに人気。

今年はボランティアを含め参加者全員に検温と消毒をしたかどうかを識別するシールを発行しました。
最初は入場に少し手間取る場面もありましたが、お山の素朴なイベントもウィズコロナの時代にも対応しつつあります。

開催が決まった時にも、以前提供していたお酒(桂月)の飲み放題やイベント、ライブなどは状況を見て判断という形でした。
しかし、無事にすべてほぼ例年通りに開催できました!

みんな楽しみ♪れいほくの地酒「桂月」が飲み放題!

たくさん並んだ瓶がみるみるうちになくなっていきます(笑)

毎回恒例だった丸太投げも無事開催!けっこう重いんですよ…!?

優勝賞品ははちきん地鶏セットだった模様。力自慢はぜひご参加を!女性部門もありますよ♪

毎年恒例で、これが楽しみで来てくださる方も多いお立ち台でのライブ(ディスコ!?)も開催!

皆さんのはじける笑顔が見られてとてもうれしかったです!

たくさん楽しんでくれてよかったです♪

ありがとうございました!

そんなこんなで紆余曲折ありつつも、なんとかほぼ例年通りの盛り上がりを見せることができた謝肉祭。

時代は変わっていきますが、お山の奥でもその変化に対応しつつ、でも、あったかい人情味あふれるお山の空気をお届けできる大川村謝肉祭というイベントをずっと続けていきたいです。

ぜひ応援してください!

来年こそ参加したい!という方はここ「でぃぐ!大川村」でも告知をしていきますので、ぜひチケット争奪戦にご参加くださいね。

来年もみなさんに笑顔でお会いできるのを楽しみにしています!